猫の歯肉炎の原因とは?~口が痛そうでヨダレがでます~ 

06.252016

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こんにちは!

 

今年の夏は猛暑だとウワサですが

もうその片鱗が見えるほど暑いですね(’・ω・`)

 

急に暑くなるとこの季節でも熱中症はありえるので

人も犬も注意ですね~。

 

大切なワンちゃんを車に置きっぱなしにしないで下さいね。

 

さて今日は久々に猫さんの病気についてです。

今回はよくある 『猫の歯肉炎』 についてお話しようと思います。

 

 

 

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歯茎はきれいなピンクですか?

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みなさん自分のネコさんの口をよく見たことがありますか?

 

歯のフチの歯グキがきれいなピンクだったら正常な色ですが

イチゴの様に赤い部分があればそれは歯肉炎かもしれません。

 

特に 歯に接する部分だけ赤いこともある のでよく観察してみましょう。

 

 

猫の歯肉炎は診療しているとよく遭遇する病気です。

 

 

本来なら写真でお見せしたかったのですが

手元によい写真がなくてすいません。。

また撮影できたら載せたいと思います(’・ω・`)

 

 

しかし、よく遭遇するといっても飼い主さんが気づいてない場合も多々あります。

 

なぜなら歯肉が赤くなる以外に症状が全くでない子もいるからです。

 

 

症状がまったく出ない場合は口腔内のケアをするくらいで

経過をみることもありますが

基本的に何らかの原因あっての病気なので治療対象です。

 

 

では重度の歯肉炎ではどの様な症状が現れるのでしょうか?

 

 

 猫の歯肉炎の症状

 

猫の歯肉炎でよくある症状は

 

  • 涎(よだれ)
  • 食べたそうだけど食べれない
  • 口をクチャクチャしている
  • 口を手で触ることが多くなる
  • 口を触ると怒る
  • 硬いフードを食べない

です。

 

これは全て口の痛みからきてる症状です。

 

 

ほとんどが年をとってから発症することが多いのですが

時々若い子でもみられる症状なので

どんな子も上記の様な症状が認められたら要注意です。

 

 

痛みの症状が進み、ごはんを食べなくなるまでになってしまうと

生命維持にも関係しますのでそうなる前に病院に連れて行きましょう。

 

 

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猫の歯肉炎の原因とは?

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犬の歯肉炎の原因はほとんどが歯石です。

しかし猫の場合、原因は一つだけではないということが厄介です。

 

猫の歯肉炎の原因として多いものは

  1. 歯垢・歯石
  2. ウィルス
  3. 自分の歯

 

です。

 

1.の歯垢・歯石 というのは説明しなくても分かると思いますが

歯垢や歯石に付着する細菌によって歯肉に炎症が起きてしまいます。

これは人間も一緒なので理解しやすいと思います。

 

2.のウィルス というのは猫エイズ、猫白血病、カリシウィルスなど

猫特有のウィルスによって歯肉炎がおきてしまうもので

犬などにはほとんどみられない原因の一つです。

 

3.の自分の歯 についてですが

『言ってる意味がよく分かりません!』

と怒らずに聞いてください。

 

なぜそうなってしまうのかは不明なのですが

猫さんは自分の歯に対して免疫反応を起こしてしまい

歯肉炎の原因となることがあります

 

簡単に言えば自分の歯にアレルギー反応を起こして

いるようです。

1や2がきっかけになることもありますが

治療がやっかいなものになります。

 

 

猫の歯肉炎の治療法

 

猫の歯肉炎の治療法は先ほどの原因によって

変わってきます。

 

1.の歯垢や歯石の場合は歯石のクリーニング、

歯みがき、抗生剤の投与でよくなることが多いです。

 

しかし歯石は一度ついたら歯ブラシなどでは落ちません。

人間と同じようにスケーラーという超音波装置で歯石除去するのですが

動物は都合よく口を開けてたまま待ってくれませんので

全身麻酔をかけての処置となりますのでよく獣医さんと相談しましょう。

 

 

2.のウィルスの場合は少しやっかいです。

ウィルスというのは感染症によく使われる抗生剤が効きません。

ウィルスに対してはインターフェロンという注射をうって

ウィルス量を減らすことによって治療効果が期待できます。

 

しかし猫エイズウィルス(FIV)や猫白血病ウィルス(FeLV)が

原因の場合はインターフェロンも効きづらく、

やむをえずステロイドという炎症を抑える薬を

長期で使用しなければならないこともあります。

 

 

3.の自分の歯が原因の場合はもっと厄介です。

ウィルスもおらず歯石もきれいに掃除しても治療効果がない場合は

自身の歯が原因として抜歯(歯を抜く)という処置を

しなければならないことが多々あります。

 

歯を抜いたらゴハンを食べられなくなることを心配される方が

多いのですが猫はフードを丸呑みで大丈夫です。

むしろ歯を抜くことで痛みが解消して食欲がでることがほとんどです。

 

歯を抜くのも麻酔の処置が必要ですが、

歯を抜く場合は1本で済むということはまずありません。

ひどい場合は全部の歯を抜くこともあるので

かなり麻酔時間が長くなることもありますので

麻酔に対してきちんと体が耐えられるか検査してから行うことが必要です。

 

稀に歯を抜いても治らない場合もあり、

難治性の歯肉炎になってしまうこともあります。

 

そうなると長期でステロイドや免疫抑制剤というお薬を

長期使わなければならないこともあるので

そうなってしまう前に適切な処置を行うことが理想です。

 

 

 飼い主さんにできること

ひどくなったら獣医師の手を借りる部分が多くなりますが

飼い主さんにも意識して欲しいことがあります。

 

それは 『早期発見』『口腔内清浄化』 です。

 

『早期発見』というのは歯肉を時々観察して歯肉炎がないか

確認するのも必要ですが原因となる歯石の付着や

歯肉炎に関するウィルスを持っていないか意識することも重要です。

 

もし歯石やウィルスをもっていれば他の健康な猫より

歯肉炎になる確率もあがるのでより意識する必要があります。

 

そして 『口腔内清浄化』 というのは字のごとく

口の中を清潔に保つということです。

 

歯肉炎がどんな原因であれ清潔に保つことによって

重症化を防げる可能性があります。

 

口をきれいにする代表といえば歯磨きですが

猫は嫌がることも多く現実的ではないこともあります。

しかし現在では口の中にスプレーするタイプ

口の中を清浄化するサプリメントなどもたくさんありますので

その子に合った方法を獣医師と相談してみましょう。

 

 

 まとめ

 

さて長くなりましたが本日のまとめです。

  • 歯肉炎は痛みが出るときがある
  • 原因は歯石、ウィルス、自分の歯である
  • 治療には抜歯が必要なこともある
  • ひどくならないよう早期発見と口腔内を清潔に保つ

 

です。

 

時々ずっと口を痛そうにヨダレを垂らしている子を見ますが

とてもかわいそうです。

 

痛みはストレスですしそのストレスによって

違う病気を引き起こすこともありそうなので

早期にコントロールしてあげたいものです(’・ω・`)

 

 

本日も最後までお読み下さりありがとうございました!

 

 

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