こんにちは!
寒くなりましたね~
こう気温が低いとお風呂も歯を磨くのも
億劫になるので困ります(’・ω・`)
さて、芸能人は歯が命といいますが
犬だって歯は大事です。
歯が抜けるということは
その子は歯周病かもしれません。
今日はそんな『犬の歯が抜ける』ときのお話です。
スポンサード リンク
歯周病とは? ~歯肉炎~
写真は歯周病の子の歯のお掃除をする前の写真ですが
矢印の部分に歯石がびっしりついてます(’・ω・`)
そもそも歯周病って今や当たり前の様に聞きますが
具体的にどういう状態を言うのでしょうか?
歯周病を理解する上で大事なことを整理してみましょう。
まず最初に、歯周病は『歯肉炎』と『歯周炎』の二つを含んだ言葉です。
そして歯周病は歯肉炎⇒歯周炎に進行するということを
覚えておいて下さい。
まずよく聞く『歯肉炎』ですが、
これは読んで字のごとく歯グキに炎症がある状態です。
歯に付着した細菌が食べかすなどを餌にして
歯垢(しこう)を作ります。
歯垢は食べかすだと思ってる方もいらっしゃいますが
あれは細菌の塊です。
歯垢が増えると体が排除しようとして炎症を起こします。
この炎症によって歯茎が赤くなったり腫れたりします。
しかし重症度としてはまだ軽いものです。
※よく聞く『歯石』というのは歯垢が唾液中のカルシウムなどにより
石の様に固まってしまったものを言います。
歯周病とは? ~歯周炎~
そしてあまり聞かない方の『歯周炎』ですが、
歯肉炎からさらに細菌が深く侵入すると
歯を支えてる膜や骨にまで到達します。
そこで増えた細菌は骨や膜を刺激して
さらに炎症を起こしますが、この状態を歯周炎といいます。
歯周炎の問題点はここまで炎症が続くと
自分の免疫によって歯肉や骨、膜を分解する物質が作られてしまう
ということです。
つまり炎症のせいで歯を支えてる歯肉や骨、膜が溶けてしまい
歯はグラグラしはじめ、やがては抜けてしまいます。
歯周炎になってしまうと治療が困難となってしまいます。
生きている以上、多かれ少なかれ歯肉炎になることはあるでしょう。
重要なのは
『歯肉炎が歯周炎になる前に食い止める』
ということです!
スポンサード リンク
飼い主ができること
歯周病の治療と予防に対して
飼い主ができることがいくつかあります。
①歯ブラシをする
歯周病を進行させないために歯ブラシをするということです。
動物も歯ブラシは必要なのか疑問に思う方も
いらっしゃるかもしれませんが、
絶対やるべきです!
犬も人間と同じ様に歯ブラシをするのとしないのでは
歯垢のつき方には雲泥の差があります。
歯垢が少なければ歯周病になる確立も
減らせるのです。
②ドライフードを選ぶ
次にフードを歯によい物を選びます。
フードには缶詰の様なウェットフードと
いわゆるカリカリのドライフードがあります。
歯垢の付き方だけに関して言えば
カリカリフードの様なドライフードが
歯垢がつくのをある程度予防できます。
他に病気がなければ歯の健康のために作られた
大きくて固めのフードなどもあるので
気になる場合は獣医師に相談すると良いでしょう。
③歯石除去を依頼する
歯垢なら歯ブラシで取れますが
歯垢が石の様に固まった歯石は歯ブラシではとれません。
歯垢同様に歯石も歯周病に悪影響を及ぼしますが
人間の歯石取りと同じように超音波を使った装置
を使わなければなりません。
しかし、歯石除去は基本的に全身麻酔が必要なため
健康な体でなければ不可能なことがあります。
他に病気をもってしまう前に歯の治療について
獣医師と早めに相談することが重要です。
まとめ
本日のまとめです。↓
- 歯周病は歯肉炎と歯周炎の2つの状態を含む
- 歯肉炎は一番最初の防御反応
- 歯周炎の炎症は強く、歯をグラグラにしてしまう
- 歯ブラシ、フード選び、歯石除去を行う
です。
歯に関しては別の観点からまたお話したいと思いますが
今回の記事も非常に大事なので参考にして頂ければと思います。
それでは!
スポンサード リンク
この記事へのコメントはありません。