こんにちは!
まだまだ寒い日が続きますね~
やはり寒くなると膀胱炎などが増えます。
よければこの記事もどうぞ↓↓
しかし寒くなると膀胱の病気だけじゃなく
首~腰にかけての痛み、下半身の麻痺の病気なども増えます。
今日は突然後足が動かなくなったりする代表的な疾患として
『犬の椎間板ヘルニア』 についてお話ししようと思います。
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椎間板ヘルニアとは?
椎間板ヘルニアって人間も犬でも結構有名な病気です。
しかし、そもそも椎間板ヘルニアって何なのでしょう?
上の写真は背骨の模型ですが、
背骨と背骨の間にある青の矢印が指している部分が椎間板です。
椎間板はいわば 『背骨と背骨の間にあるクッション材』 です。
これがあるおかげで背骨を持つ生物はスムーズに背中を曲げたり
多少力が加わっても背骨を損傷しないようになっている非常に優れた作りです。
生物ってすごいですよね(’・ω・`)
そしてヘルニア(hernia)の意味ですが、『飛び出す』という意味です。
つまり椎間板ヘルニアというのは
『背骨と背骨の間のクッション剤が飛び出す』ということです。
椎間板ヘルニアの原因とは?
年齢を重ねるごとに椎間板が弱くなる犬種(軟骨異栄養性犬種)
がいくつか知られています。
特にダックスフンドは他の犬種より12.6倍も
椎間板ヘルニアになりやすい
と言われていますので注意が必要です。
椎間板ヘルニアの発生は主に椎間部分に
強い衝撃が加わると椎間板が飛び出すことに始まります。
そして飛び出した椎間板は背骨の中にある
脊髄神経を圧迫することで症状があらわれます。
上の模型は背骨を横から見てる形です。
緑は脊髄神経、青は椎間板です。
赤い部分は飛び出した椎間板が脊髄神経を
圧迫していることをあらわしています。
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椎間板ヘルニアの症状とは?
では椎間板ヘルニアの症状とはどんなものなのでしょうか?
題名にも書いた様な症状もありますがそれだけではありません。
- 元気食欲がなくなる
- 動きが鈍くなる
- 抱き上げる時に『キャン』と鳴く
- 体を触ると嫌がったり怒ったりする
- 両後ろ足(時に前足も)が動かなくなる
- 後ろ足の麻痺+排尿ができなくなる
などの症状があらわれます。
下に行くほど重症度が高い可能性があります。
上から4つ目までは痛みによる症状であることが多く
なんの病気か分かりにくいこともありますが
椎間板の初期症状であることも多いです。
下の2つは誰もが異常と分かる症状です。
神経の障害がかなり強くでている状態ですので
早急な処置が必要となります。
これら上にあげた症状は他の病気でもありえる症状です。
一つでも当てはまるものがあれば病院に連れて行くべきでしょう。
まとめ
椎間板ヘルニアは非常に多い病気ですので
2回に分けて説明したいと思います。
本日のまとめです。
- 椎間板ヘルニアは強い衝撃が原因のことが多い
- ダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすい
- 症状は痛みと麻痺が主である
- 早急に病院での診断と処置が必要
です。
人間でも椎間板ヘルニアはよく聞く病気ではありますが
犬の場合は麻痺などいきなり強い症状がでることもありますので
怖い病気でもあります。
ぜひ次回もご覧になって頂ければと思います。
それではまた!(´∀`ゞ
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