こんにちは!
最近、重症患者が多くみられます。
やはり季節の変わり目というのは人間も動物も
体調を崩しやすいんだなと常々思います。
さて、本日はよくあるシリーズとして
毎日じゃなけど・・・
元気も食欲もあるのに決まって朝方に液体を吐く。
そしてその後は何事もなくゴハンを食べる。
という現象が犬は結構あります。
今日はその原因と対処法についてお話しようと思います。
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朝までの空腹時間
最初に断っておきますが、
1回だけじゃなく数回嘔吐してたり、元気なかったりするようなら
病気の可能性もありますのでその場合は病院に行きましょう。
さて、なぜ朝に吐く子が多いのでしょうか?
それは空腹時間が関係しています。
みなさんは飼っている子に朝ごはんと夕ゴハンは
何時にあげていますか?
私が経験した患者さんは朝ゴハンは7~8時、
夕ゴハンは5~6時位がにあげている飼い主さんが多いです。
と、いうことは朝ゴハンから夕ゴハンまでの時間は約10時間ほどです。
そして夕ゴハンから次の日の朝ゴハンまでの時間は約14時間ほどです。
つまり、朝夕間より夕朝間の方が平均的に空腹時間が長い傾向があります。
2種類の消化液と嘔吐の関係
胃の中では『胃液』が消化液として存在します。
そして胃の先にある十二指腸という所では『胆汁』という
別な消化液も出てきます。
今回のお話にはこの2種類の消化液が関係します。
ちなみに吐いた時に透明なのは胃液、
黄色ならば胆汁が多い消化液です。
消化液は本来、食べ物があってこそ分泌され働くものですが
胃に食べ物がない時間が長いと胃液や胆汁が
分泌されてしまうことがあります。
この分泌された消化液は溶かす相手がいないので
自身の胃への刺激となり、それが引き金となって
嘔吐してしまうのです。
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空腹時嘔吐の対処法
もうみなさんお分かりかも知れませんが
空腹が長すぎると吐きやすくなるわけです。
つまり、空腹時間を短くすればいいわけです。
例えば『夕方のをごはんの時間を遅くする』
または『夜寝る前に少量のフードをあたえる』
のもよいでしょう。
この方法で多くの空腹時嘔吐は改善しますが
改善ないときはフードの内容を見直す必要も
あるかもしれません。
または嘔吐回数が頻繁になるようなら
病院にかかってください。
まとめ
- 朝の嘔吐は空腹時間が関係している
- 主に嘔吐を刺激するのは胃酸と胆汁
- 夕食の時間の再考や夜の間食を試みる
- 症状の悪化が見られたら病院に行く
人間の朝の胃もたれは前日の食事内容がかなり関係しており
炭水化物を抜くとかなり改善します(体感済み)が
犬の場合は空腹時間が大きく関係しているというのは
ちょっと不思議ですね!
今回の対処法は難しくないので一度お試しいただければ
と思いますヽ(´▽`)/
よければコチラの記事もご覧下さい!↓↓
それではまた!
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