こんにちは。
最近、長年の猫背を治そうと思って色んな本を読みましたが
結論は顎を引いて体の重心をややうしろにする
ということで実践していますが結構辛いです・・
さて、今回は『よくある質問シリーズ』として
『ごはんはカリカリと缶詰、どっちの方がいいんですか?』
という疑問に対して私が獣医師として
考えてることを伝えていきます。
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カリカリ(ドライ)フードのメリットとデメリット
カリカリフードはいわゆるドライフードと呼ばれる物です。
カビなどを生えないようにするため水分量を極力低く
作ってます。
ドライフードのメリットとしては
- 適度な硬さがあるため歯石ができにくい
- 缶詰より費用が抑えられる
- 水分が少ないため保存が効く
です。
逆にデメリットとしては
- 硬さがあるので歯が悪いと食べれない
- 水分が少く別で水分補給が重要
です。
缶詰(ウェットフード)のメリットとデメリット
缶詰のフードはドライフードに対してウェットフードと呼ばれます。
缶詰の内容は種類にもよりますがかなりの水分が含まれているのが
特徴です。
ウェットフードのメリットとしては
- 食べるだけで水分がとれる
- 柔らかく歯が悪くても食べやすい
- 嗜好性が高い
です。
デメリットとしては
- 歯石がつきやすくなる
- 費用が高い
です。
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ドライとウェットはどちらを選ぶべきか
ドライとウェット、どちらを選ぶべきかということですが
ここからは獣医師である私の個人的な考えですが
犬はドライフード、猫はウェットをオススメします。
理由としては犬は猫よりも歯も多く、
年をとると歯周炎によるトラブルが多いため、
犬は歯石ができにくいドライフードをオススメします。
そして猫は膀胱の病気や腎臓の病気が多く
水分接種が重要です。
しかし猫は元々は砂漠生まれの動物で
水分を飲むのではなく食べて接種する性質があるので
猫は食事とともに水分をとれる缶詰がオススメです。
フードを選ぶ際の注意点
ただし!一つ注意点があります。
ウェットフードはドライフードよりコストがかかりますよね?
もし、コストを抑えようとして粗悪なフードをあげてしまうと
逆に尿石症や胃腸炎の原因となることがあります。
もちろんドライもウェットも値段が全てではないのですが
フードを選ぶ分かりやすい基準として
- 美味しさだけを謳い文句にしたフードを選ばない
- 安すぎるフードは選ばない
- なるべく健康に配慮したフードを選ぶ(例:おなかに優しい など)
これらの条件を満たすものを最低限選んで欲しいです。
ちなみに現在は半生タイプなどのフードはありますが
よほどこだわりがない限り私はオススメしません。
理由は半生を腐らせず保つために
保存料が多く入ってる可能性があるためです。
まとめ
それでは本日のまとめです。
- ドライフードは歯石ができにくい
- ウェットフードは水分をとりやすい
- 犬はドライ、猫はウェットタイプがオススメ
- ある程度の品質を選ぶ
動物も食べ物は健康に密接に関わります。
勉強をして手作りフードをあげるのが理想かもしれません。
しかし現実的には難しい場合が多いと思います。
毎日同じものを食べるフードは選ぶ際は
おいしさや栄養面だけじゃなく健康に大きく関わる
形態や品質についても注目していただきたいと思います。
それではまた!!
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